最大16W、高安定・低ノイズCWレーザー

finesseレーザーシステムは英国Novanta (旧Laser Quantum)社製532nmレーザーの中で最も高いレーザー出力を発振するシリーズで、高い出力と優れた性能からノーベル賞受賞者をはじめ世界中の研究者から厚い信頼ある高性能・532nm(Green)・CW・DPSSレーザーシステムです。finesseレーザーシステムは16Wと14Wモデルがあり、ご用途にあわせた出力安定性、ノイズ性能、CEP機能によって3つのシリーズをラインナップしています。

高出力、高安定性でありながらコンパクトなレーザーヘッドサイズの為、PIV（Particle Image Velocimetry/粒子画像流速測定法）、Ti:サファイアレーザー励起用光源、半導体検査、防衛産業、CEP(Carrier Envelope Phase)や周波数コム用途等で世界中でご使用いただいています。

finesseレーザーシステムには用途にあわせた3つのシリーズがあります。

・finesseレーザーシステム（スタンダードモデル）
高い出力安定性(<0.1%rms)と優れたコストパフォーマンスモデル

・finesse pureレーザーシステム（低ノイズモデル）
高い出力安定性(<0.05%rms)、低ノイズ(<0.02%rms)を兼ね備えた上位モデル

・finesse pure-CEPレーザーシステム（低ノイズ、CEP機能装備モデル）
高い出力安定性(<0.05%rms)、低ノイズ(<0.02%rms)、CEP機能をもつ最上位モデル
※CEP機能（CEPLoQ™：特許取得）は、f-to-2f干渉計のシグナルを使い直接finesse pure CEPレーザーシステムのレーザー出力に変調をかける機能です。このCEP機能により、通常Ti：サファイアレーザーオシレータに使用するAOMを必要とせず、安定したレーザー出力を発振できます。

CEP機能

f-to-2f干渉計のシグナルを使い直接finesse pure CEPレーザーシステムのレーザー出力に変調をかける機能で、このCEP機能によりTi：サファイアレーザーオシレータに使用するAOMを必要とせず、安定したレーザー出力を発振できます

Novanta社はレーザーヘッドに最大1200Gのドロップテストを行っており、finesseレーザーシステムは耐衝撃性・堅牢なレーザーシステムです。

レーザーシステムの性能において出力安定性、ノイズ性能はとても重要な項目です。
Novanta社は他社レーザーシステムと比べてもより長時間での出力安定性の評価時間の条件で性能を規定しています。

finesseシリーズの高性能電源は、RS-232ポートを介してPCを用いて制御することが可能で、LabVIEW、DOS、DOSエミューターなどのソフトウエアに対応していますのでお客様のプログラムにも対応可能です。
またレーザーシステムをPCに接続し、インターネット回線を介してエンジニアサーバーにアクセスすることで、Novanta社エンジニアがリモートでの診断/調整メンテナンスを装置や研究室に設置した状態で対応できます。

↓セットアップ、立ち上げ動画↓　　　　　　　　↓付属ソフトウエアで容易にレーザー操作↓

↓リモート診断/調整手順の動画↓