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多光子励起顕微鏡

2(多)光子励起顕微鏡は物質励起に2(多)光子吸収過程を利用した顕微鏡で、生体試料のイメージングを可能とする蛍光技術です。

蛍光分子に励起光を照射するとき、2つの励起光子が同時に吸収される(2光子励起)と、2倍のエネルギーとなり1/2波長の励起と同様の現象が生じます。2光子以上の場合は多光子励起と呼びます。

ネズミのニューロンイメージ

多光子励起顕微鏡におすすめのレーザー

英国最大手のレーザーメーカーであるNovanta(Laser Quantum)社は、世界中の研究機関における理化学用途や生産装置組み込み用といった工業用途など、幅広い分野にその製品が採用されています。全てのモデルがインターネット回線を介してエンジニアがリアルで診断/調整を行うことが出来る機能を有しており、非常にメンテナンス性に優れています。


geccoレーザーシステム

★繰返し周波数80MHz

2(多)光子励起顕微鏡では、光源として一般的に80MHzオーダーの繰返し周波数で近赤外(IR)波長を発振するフェムト秒レーザーが用いられており、英国Laser Quantum社製geccoレーザーシステムをご使用頂けます。

スタンダードモデル geccoレーザーシステム


taccorレーザーシステム

★高い繰返し周波数(1GHz)

近年では、より高い繰返し周波数(1GHz)が生体イメージングに対して利点があることが研究から分かってきています。
蛍光強度は照明強度(輝度)の2次曲線的に比例しますが、生体へのダメージは2.5倍で、フォトブリーチは3乗の指数で増加します。
繰返し周波数が高いことで1パルスあたりのピークパワーが下がり、生体へのダメージやフォトブリーチ(光退色)が軽減されます。その際のイメージング品質は従来のものと比較しても遜色ありません。
taccorレーザーシステムは1GHzと10GHzの繰返し周波数を実現したモデルで、従来のフェムト秒レーザーと比べて観測時間が5~10倍延びることが報告されています。

1GHz/10GHz繰返し周波数 taccorレーザーシステム


venteonレーザーシステム

★短いパルス幅

2(多)光子顕微鏡において、いくつかの研究の中で、非常に短いパルス幅を用いることに複数の利点があることが示されています。
所定のレーザー平均出力において、非常に短いパルス幅から得られる高いピークパワーによって高分解能かつ散乱が抑えられ、深層のイメージングを可能する効果が確認されています。
英国Laser Quantum社製venteonレーザーシステムは、市場にあるフェムト秒レーザーの中で最も短いパルス幅<5.5fsクラスを発振するventeon ultraシリーズ等、短パルス幅フェムトレーザーモデルをラインナップしています。

<5.5fsパルス幅 venteonレーザーシステム


レーザー詳細仕様のご説明、お客様のご用途/ニーズにあわせてレーザーシステムのご提案を致しますので、お電話(03-3351-0717)もしくはお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

条件に一致する製品は3件あります

Novanta(Laser Quantum)

80MHz スタンダード フェムト秒レーザー

gecco One

独自のセルフスタート、モードロックのモニター及びメンテナンスシステムを非常に堅牢なメカニカルデザインのレーザーヘッドに組み込んでいる非常に安定したフェムト秒レーザーシステムです。

波長 780~860nm特徴<20 fs@>600mW カテゴリーフェムト秒レーザー
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