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光周波数コム

光周波数コム(光コム)とは、周波数軸上に等間隔に並んだ光周波数成分からなる櫛(英:comb)形のスペクトルを持つ光信号のことをいいます。
光コムは光周波数を精密に測定することが可能で、世界中の多くの研究所で基本的な物理実験に役立てられています。

この光周波数コムを生成する最も基本的な方法としてモードロックレーザーを使う方法があります。
この種のレーザーはキャビティ内の往復時間を間隔とするパルス列を生成します。このようなパルス列のスペクトルは近似的に、レーザーの繰返し率を間隔とるするディラックのデルタ関数とみなせます。この鋭いスペクトル線の列を周波数コムと呼んでいます。

これを原子時計の周波数と比較することで「光周波数のものさし」として使うことができます。また光周波数コムはそれ以外にも、精密な測長用光源や分光測定用超広域帯光源としても利用されています。光を電磁波として制御可能にしたことから、ピコ秒級のパルス幅可変光源などの光通信光源や光コヒーレント断層映像への応用も進められています。

また光周波数コムは周波数安定化レーザーと短パルスレーザーの両方を発生できる発振器でもあるので通信、環境、医療分野での応用も注目されています。

 

 

英国最大手のレーザーメーカーであるNovanta(Laser Quantum)社のGHzフェムト秒テクノロジーはこれまでに最高精度での周波数測定に成功しました。
この成功には3つの理由があります。

1.1GHzの大きなコム間隔によりコムモードのインデックスが容易に決定されるため。
2.1GHzでの周波数コムあたり、従来の100MHzレーザーと比較し約10倍のパワーが出せるため。
3.Laser QuantumのGHzフェムト秒レーザーは非常に小さな設置面積であるため。

 

光周波数コムにおすすめのレーザー

Novanta(Laser Quantum)社は、世界中の研究機関における理化学用途や生産装置組み込み用といった工業用途など、幅広い分野にその製品が採用されています。全てのモデルがインターネット回線を介してエンジニアがリアルで診断/調整を行うことが出来る機能を有しており、非常にメンテナンス性に優れています。

光周波数コム(光コム)用途には、以下のフェムト秒レーザーをおすすめ致します。


taccorシリーズ 

taccorシリーズ

市場で最も高い繰返し周波数10GHzを可能とし、最大出力1.8W、最小パルス幅15fsを発振する簡単操作/ユーザーフレンドリーなフェムト秒レーザーシステムです。

レ―ザーのパフォーマンスをモニターし、またレーザーの状態を診断分析する機能があります。TACCORレーザーシステムはこれらの構成・機能により、高い安定性、製造再現性、長い機体寿命を実現しています。


geccoシリーズ 

geccoシリーズ

独自のセルフスタート、モードロックのモニター及びメンテナンスシステムを非常に堅牢なメカニカルデザインのレーザーヘッドに組み込んでいる非常に安定したフェムト秒レーザーシステムです。

繰返し周波数80MHz(オプションで70~110MHz対応可能)、最大出力600mWで、かつ簡単操作/ユーザーフレンドリーです。

 

 


ホワイトペーパー


レーザー詳細仕様のご説明、お客様のご用途/ニーズにあわせてレーザーシステムのご提案を致しますので、お電話(03-3351-0717)もしくはお問合せフォームよりお気軽にお問合せください。

条件に一致する製品は2件あります

Novanta(Laser Quantum)

80MHz スタンダード フェムト秒レーザー

gecco One

独自のセルフスタート、モードロックのモニター及びメンテナンスシステムを非常に堅牢なメカニカルデザインのレーザーヘッドに組み込んでいる非常に安定したフェムト秒レーザーシステムです。

波長 780~860nm特徴<20 fs@>600mW カテゴリーフェムト秒レーザー
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