最大2J 高パルスエネルギー パルスYAGレーザー

LPY 600/700シリーズ概要

LPY 600/700シリーズは小型モデルであるNanoシリーズ、TRLiシリーズの技術を元に、より高いパルスエネルギーや高い発振周波数が必要な用途用に設計されたレーザーシステムです。

発振波長は1064nmのほかに、532nm、355nm、266nm、213nmをラインアップし、倍波結晶ユニットをモジュール化しています。その為、簡単に倍波結晶ユニットの脱着を可能とし、特別な調整を行うことなく発振波長を切り替えることが可能です。
インバー型共振器設計により堅牢なレーザーヘッドになっています。

LPY600シリーズは、シングルロッドオシュレーター/オシュレーターアンプルファイアーを用いた共振器で、パルスエネルギー最大1J＠1064nmモデルまでラインナップしています。

LPY700シリーズは、ツインロッドオシュレーターとアンプリファイアーを用いた共振器で、高繰返周波数・高パルスエネルギー発振を可能にしたモデルです。繰返周波数は最大で200Hz、パルスエネルギーは最大2J＠1064nmまで発振可能です。

産業用に使用されることを想定した共振器設計により安定性、信頼性をもっており、海外・日本国内に数多くの納入実績がございます。

共振器タイプ毎の特徴

高繰返し安定型共振器：LPY 600/700シリーズ、LPY HR シリーズ

安定型共振器はフラッシュランプ励起Nd:YAGレーザーシステムの中で最も多く使用されている共振器デザインです。M²値はマルチモードですが、発振エネルギー効率が優れており様々な繰返し周波数設定下でも安定したパルス性能（パルスエネルギー、ビーム品質等）を維持してお使い頂けます。レーザービームはフラットトップに近い形状をしています。

LPYシリーズにはこちらの安定型共振器タイプの他に、低ビーム拡がり角を実現するLPY G シリーズ（ガウシアン共振器タイプ）、TEM00モードのLPY TEM00シリーズ（安定型テレスコピック共振器）、高繰返しを実現するLPY HRシリーズ（高繰返し安定型共振器タイプ）がございます。
共振器タイプ一覧はコチラよりご覧頂けます。

LPY 600/700シリーズモデルラインナップ

【カタログ】LPYシリーズ

タイプ別LPYシリーズラインナップ

共振器タイプ等によって様々なモデルがございますので、以下からご選択ください。

その他にも、最大5J@10Hzを発振するLPY7000シリーズや、
最大10J@5Hzを発振するLPY10Jシリーズもございます。